美しく勇ましい心を抱き締めて

7ORDERを愛するただのヲタクの独り言にしては長すぎるブログ

世界で1番応援したい人達

2022.8.9

THE STAR NEXTAGE

in マリンメッセ福岡

 

ブログにその日のことを起こしたいけどどうしても腰が重くて、スペースで喋るという強行に出た私だが、当日から6日後に公開されたFC動画で舞台裏の彼らの様子を見て、あの日、私が感じたこと、みた景色、ちゃんと文字として残しておくべきだと思ったので、備忘録と、FC動画を見て感じたことも含め、ここに記すことにする。

 

 

~感じる圧倒的アウェイ感~

現地にいた多くの7ORDERファンが感じ、言葉にしている人もいた、当日のアウェイ感。わたしも例に漏れず、それを強く感じ、Twitterでも呟いた。私用があったため、朝10時にはマリンメッセの会場付近に着いていた私。いつもマリメでライブがある日は天神駅から歩いてマリンメッセまで向かうが、この日は時間もない上に、九州特有の蒸し暑さで死にそうだったためバスを利用。朝9時30分頃の博多駅前のバス停は行列を成していた。その列に目にわかる限りで7ORDERファンはいなかった。グッズ販売をしていなかったこともひとつの理由だろう。正直、かなり萎縮してしまったのを覚えている。会場に着いても、目に入るのは他グループのファン。時折、7ORDERのファンを見かけようものなら、勝手な安堵感を抱いていた。大体の人が同じようなことを発言していることから、ほんとにアウェイだった現場の空気がお分かりいただけると思う。私は、時間も時間だし場馴れしてるオタクも多いから、「きっとギリギリで生きるオタクが多いんだ」と、なんとも失礼すぎる理論を自分の中で唱え平静を装っていた(そもそもお前が着くの早すぎる)。開場時間が近づき、フォロワー様方に会えた時のなんとも言えない安堵感は、今までの現場では味わえない感覚だった。会ってくださった皆様、ありがとうございました。

そんなこんなで、現場の空気に呑まれそうになりながら、期待と不安を抱え、会場入りした。

ここで、勘違いして欲しくないのは、決して7ORDERに対しての不安を抱いていたのではないことだ。その場の空気への不安が大きかった。「大丈夫、彼らの音楽なら、きっと大丈夫」と言い聞かせていた。

 

~会場の熱気と自分~

いよいよ幕が上がる。OP映像に各グループのロゴとグループのアー写が映し出される。CRAVITY、BE:FIRST、IVE、7ORDERの順番にモニターに映し出され、映し出される度に上がる歓声。客席の声に圧倒された。(一応、ルールとしては声出しNGではあったが…。)そんな中、コロナ禍でも3つのツアー、周年イベントを成功させている7ORDERの現場に慣れているファンだからか、7ORDERが映った時のファンは声を出さず、懸命に拍手で応戦。印象からすれば、盛り上がりの足りない感じではあっただろう。しかし、その瞬間は確かに、7ORDERとファンがこれまでに築いてきた信頼のようなものを感じることが出来た。

CRAVITY、BE:FIRSTと、今のエンタメ界を彩るアーティストによるパフォーマンスで、熱狂する会場。どのグループも本当に素晴らしかった。気持ちばかりの白ペンライトを光らせて、楽しんだ。

今回のこのライブ、座席はおそらく各グループFC毎にブロックを固められていた。有難いことに、BE:FIRST名義でお友達が当てて下さっためちゃくちゃ良い席に座らせてもらった私の周りは、BE:FIRSTのファンの方がほとんどであった。もちろん、BE:FIRSTの出番では最高潮な盛り上がりを見せていた。立たないとステージが見えないため立っていたが、近くまでメンバーが来た時は着席し、できる限りの配慮をしながらパフォーマンスを楽しんだ。

BE:FIRSTが終わり、次のアーティスト、めちゃくちゃ緊張した。MCの方の「いよいよ今日揃います」の言葉に一気に湧く会場の空気とは裏腹に、「え…大トリ…?」と、事の重大さを理解し、緊張から変な汗をかいた。(IVEは今回のライブが日本初の完全体でのライブだったらしい)しかし、同時にそこで確信した、「やっぱり、バンドするんだ」と。明らかに早くなる心拍数を落ち着かせながら、IVEさん可愛い〜とピンクペンラを光らせ、ファンの歓声に揺れる会場に震えた。各グループ、パフォーマンスが終わるごとに司会の方とのMCをする流れで、パフォーマンス終わりのIVEが目の前にいるが、正直、その美貌をゆっくり眺められるほどの気持ちの余裕はなかった。IVEのメンバーが可愛らしい一面を見せる度に湧く会場とは別世界にいる感覚だった。そして、そのMC中に袖から運び込まれる見覚えのある楽器達。見覚えのあるTシャツを着るスタッフさんの姿も見えた。彼らのステージが準備される。その一部始終を眺めていた。

「頑張れ、こっちは任せてくれ」と、いつの間にか、そんな気持ちになっていた。

 

~共闘、光のようなライブ~

いよいよラストのアーティスト7ORDER。おそらくその場にいた観客の6-7割は彼らのことをほぼ知らないであろう。登場する少し前、舞台裏から聞こえた6人の円陣の声。しっかりと聞こえたその声に思わず声が漏れるファン。その円陣の声に、私自身士気が上がった気がした。「この場を一緒に盛り上げる。大丈夫、彼らなら。こっちは任せとけ。」と、黄色いペンライトを握る手に力を込めた。思い返せば、その日になってから、私のTwitterのTLには7ORDERへのエールが溢れていた。みんなが彼らのステージの成功を祈っていた。現場にいるいないなど、関係ない。彼らの成功を願うみんながひとつの気持ちだったと思う。

暗転しモニターに1人1人の顔(Powerアー写)と名前が映し出される。もちろん、長妻怜央まで。暗転の中、6人のシルエットが縦1列になった。先頭にいる異次元のスタイルの持ち主は森田美勇人。その出で立ちに、「あぁ、やっぱり、これだよなぁ」と、心の中で唸った。そして、流れたMONSTERのイントロ。その瞬間、勝ちを確信した。「分かっている」。そうだった、7ORDER自身が1番7ORDERの良さを熟知しているんだった。被せなどない生歌でゴリゴリに踊り歌う7ORDERはまるで獣のよう。目が狩りに行く獣だった。そんな6人を見て思ったことは、「なんか7ORDERデカくない?」だった。長身のながつがいないが、めちゃくちゃデカく見えた。この感覚の理由は分からない。でも、1つ上げるとするならば、Date円盤のメイキングでモロが安井くんのことを「マインドで人はこんなにも大きく見える」と言った感覚なのかもしれない。欲目かもしれないが、7ORDERが1番大きいチームにみえた。きっと、彼らのこのステージに臨むマインドがそうさせたのだと思う。そんなことを考えながら右手は一心不乱に黄色いペンライトをぶん回していた。「視界の片隅にでもみえたこの光が勇気になればいい」そう思いながら。

MONSTERが終わり、即ベースを受け取りに行く美勇人くんを目で追いかけ、耳に聞こえてきたのはLIFE。「間違いない」と思った。7ORDERが始まって一番最初に歌った歌。この3年間、一緒に成長してきた歌。キーボードがいなかったが、生まれた時の姿のLIFEだった。安井くんが客席に向かって言った「手を見せて欲しい」という言葉に、ペンライトを椅子に起き、リングライトがついた手を目いっぱい広げて両手を掲げた。1列前の人たちも手を挙げてくれていて、最前の人達は座りながらも手拍子などでノッてくれていた。その人たちに向かってベースを弾きながら、すごく誠実な顔で会釈をする美勇人くんを見て、どこまでこの人はステージに立つことに誠実なのだろうと感動した。有難いなぁと思った。しっかり、彼らの音を受けとろうとしてくれていることが本当に嬉しくてたまらなかった。ステージを広く使って、客席を煽るボーカル隊の姿はいつもの姿。だから、私もいつものように懸命に両手を掲げた。いつもの7ORDERのライブの空間だった。その空間を彼らが創り出し、感じることだけで凄いと思った。

モロが言った「僕達ダンスもバンドもするグループです!」に最高の誇りを感じたし、「もし良かったら、もし良くなくても覚えて帰ってください!」に7ORDERらしい"陽"を感じて、とても良かった。

LIFEが終わり自己紹介ターン。トントン拍子に続く自己紹介に「好きな食べ物」を入れ込むところ、一人一人が終わるごとに楽器隊の音が鳴るところ、そこだけで7ORDERが楽しい集団であることが伝わる時間だった。最後の安井くんだけ音を鳴らさないさなぴーに「俺のとこでもやってよ!」って駄々こねる31歳。ここでそれが出来るのほんとにすごい。とにかく、この短時間で彼らの場数の違いが如実に出ていた。(※詳しい内容はレポを漁って欲しい)

掴みはバッチリだ

全員の自己紹介が終わり次の曲、安井くんから放たれたタイトルは「agitate」。「かっこいい…」何がかっこいいって、それをここでやろうと決心した彼らの覚悟がかっこよかった。この3年間の積み重ねを自ら信じそのステージで挑戦してきたのだ。その事実が本当にかっこよかった。わたしはライブVer.になったさなぴーのギターのリフが大好きだから、今回もそれが聴けて嬉しかった。これは夜公演の話にはなるが、agitateのイントロでモニターに抜かれた安井くんの顔が本当に綺麗で、まるで、その時見えている景色や聴こえている音、感じていること、全てを愛でるような瞳をしていた。その時、彼にどんな景色が映っていて、どんなことを感じていたのかは分からない。でも、いつか、教えて欲しいと思った。イントロで1人右手の指を忙しなく動かす美勇人くんの姿には見覚えがあって、そう、冬ツアーでもやっていた。ベースが入るギリギリまで指を動かす美勇人くん。きっと、美勇人くんのベース人生で1番の壁だったに違いないこの曲。一度は心の折れたこの曲も、今ではもう彼の武器になったと思う。スラップを繰り出す指の忙しなさに、美勇人くんの努力が光る。サックスソロから即ソロで歌い出すモロも健在。ラストスパートにかけてのボーカル隊の声の覇気が凄かった。正直、音楽的にみたら今までよりかは"ズレ"というものがあったかもしれないが、そんなの関係ないぐらいにこの日のagitateは魂の音だった。萩ちゃんと美勇人くん、よくこらえたと思う。「これが俺たちの叫びだ」と言わんばかりの覇気。脇目も降らずに走り抜けた1曲だった。

楽器隊が楽器を置く姿をみて次がダンスナンバーだということを察する。聞こえてきたのは、あの独特の重い音。「What you got」だ。嬉しくて泣き崩れるかと思った。単純に聴きたかった観たかったという理由もあるが、その勝負のステージでこの曲が選ばれたことが泣けるほど嬉しかったのだ。サビまでは暗めの照明だが、サビの転調で一気に光が差す。ステージ後ろから客席に向かって差す光を背に踊り歌う7ORDERが本当に眩しかった。ダンスから表情が伝わってくる。まるで物語の中にいるような6人。葛藤と希望を見事に表していた。これが7ORDERのパフォーマンスだよなぁ…と、改めて彼らの表現力に脱帽した。安井くんのリフトのところはモロが土台となり安井くんが跳ぶ演出に、その後の美勇人くんのバタフライ。ステージを前後左右だけでなく縦に魅せる。この曲にはその魅せ方があっていた。こちら側の五感全てに訴えかけるようなパフォーマンス。確かに、そこには「希望」がみえた。ラスサビで横一列に並び歌う6人にほんとに泣きそうになった。このステージに声をかけて頂き、完全体ではなかったけど、無事にそこに立てたこと。懸命に歌う6人に、その姿を真っ直ぐ見てくれる客席に、これまでを思い出し、「頑張ったよなぁ」と、その日で1番胸が熱くなった。彼らの想いが、どうか、1人でも多くの人に届いていることを願った。

Wygが終わり、またもベースを受け取りに行く美勇人くん。その時ベースと共に手渡された何かが分からなかった。照明が当たり、振り返った美勇人くんは、とんでもなく尖ったサングラスを付けていた。と同時に流れるSUMMER様様。他のメンバーを見たら、全員揃いも揃って癖強サングラスをかけている。思わず笑いが漏れる会場。私も「やってんなぁ〜!」って笑ってしまった。でもこれが7ORDERだよなぁ…と。なんでもやりたい人達。人を楽しませたい人達。人を笑顔にしたい人達。それが詰まったSUMMER様様だった。その場のアウェイなんて関係無しに、ほんとにいつも通りにはしゃぐ7ORDERがそこにいた。「せっかくここにいるんだから楽しもう」という安井くんの言葉が良かった。そして、全力で踊り、ファンも全力で踊る。だからか、他グループのファンの人たちも見様見真似で踊っている人が沢山いた。サビの振付も、ボーカル隊を見て踊ろうとしてくれる人達もいた。凄いと思った、その巻き込み力。圧倒的陽キャ集団だった。客席を巻き込むあらもろラップバトルも、美勇人くんソロからずっと美勇人くんをヨイショする安井くんも、それにツッコミながら歌うモロも、ほんとにいつも通りのSUMMER様様で最高だった。ファンの垣根など関係ない世界を創り出していたと思う。

そして、最後の曲。時は戻るが、バンドセットが組まれていく中で、見覚えのあるアコースティックギターレスポールが運ばれるのを見て、確信していた。「Sabãoflowerを歌うこと」を。そしてやっぱり流れたバンドver.のSabãoflower。Wow〜で自然に両手を挙げていた。最後にこの曲を持ってくるところに、勝手に最年少長妻怜央への愛を感じたし、圧倒的Happy濃度の高い空間がそこにはあった。自分たちの音で人一倍楽しむ7ORDERがいて、ほんとに音楽が好きなんだなぁ、と心から伝わってきた。ずっと笑顔で、ずっと楽しそうで、メンバー同士で笑い合う姿に「それそれぇ!」ってオタク心がくすぐられた。気づけば、私の左前に座っていた人が立ち上がって両手を挙げていた。夜公演の話にはなるが、周りを見渡せば本当にたくさんの人が手を挙げて彼らの音楽に応えていた。純粋に「Happyだなぁ」と感じた。全員が楽器を持って、スパートがかかる。ラスサビで、モロのサックスの音色が鳴り響いた瞬間、会場いっぱいに光が降り注ぐような感覚になった。7ORDERのバンドに諸星翔希のサックスがあって良かったと心の底から思った瞬間。夏特有のキラキラした中にある儚さがそこにあって、一瞬足りとも逃したくない多幸感が溢れていた。この曲の終盤、本来ならながつのキーボードの音が1番に聞こえてくる瞬間がある。敢えてなのかは分からないが、今回のステージでその部分に他の音が鳴ることは無かった。突然寂しくなるその瞬間にどうしたってそこにはいないながつの存在を感じた。夜公演には、その瞬間にみえたニコッと笑うモロの顔が本当に優しかったのを強烈に覚えている。彼らの心はずっと7人であることを、そこで1番感じた。確かにながつの存在がそこにあったのだ。そして、笑顔で曲を締める7ORDER。照明のせいなのか、彼らが放つ煌めきなのか、本当にステージがキラキラしていた。

本当に素晴らしかった。披露した6曲で「7ORDER」という存在を見事に提示していた。

私個人の感覚としては、MONSTER、LIFE、agitateまでは共闘している感覚だった。「やってやれ!みせてやれ!」という想いが強かった記憶がある。闘い魅せる7ORDER。What you gotからラストまでの7ORDERには、圧倒的な「陽」と「光」を感じた。希望に満ちた7ORDER。魅せて、楽しんで、楽しませる、笑って、笑わせる。7ORDERの良いところが余すことなくそのステージに詰め込まれていた。

 

~楽しすぎる集団~

パフォーマンスが終わり、司会の古家さんが登壇。

前3グループはパフォーマンス後に一度捌けて、おそらく汗拭いたり水分補給したりマイクの調整をしたりして再び登壇する流れだった。

でも、7ORDERはそのままMCに突入。有難かったのは全員がマイクを持っていること。(他のグループはみんなで2つのマイクを回していた)話のテンポが良い人たちだから、それぞれが各々のタイミングで発言できる環境がとても良かった。

※ここからはほんとに覚えている範囲なので悪しからず!

古家さんから「改めて自己紹介お願いします。深堀りするので。」と言われ、安井くんから始まる自己紹介。「最年長、リーダー」と話す安井くんに「得意な分野はなんですか?例えば、音楽とか…」と振る古家さん(たぶん分かっていて振ってたな…。)安井くん、ニコニコしながら「と、思うじゃないですかっ、喋りです!だから、今めちゃくちゃ肩回してます!」と肩をブンブン回す安井くんめちゃくちゃ可愛かった。その次の美勇人くん、なんともたどたどしい自己紹介をして、古家さんに「今ので森田さんの得意なことは喋りでは無いことが分かりました」と言われる。「人見知りなんでぇ、人見知ってます!」と客席を差す美勇人くん。「特技はなんですか?」と聞かれ、「ダンスですね!」と迷いなく言い放った美勇人くんに、不意に泣きそうになった。なんか、久々に聞いた気がしたから。すると、「ちょっと一節踊って貰えませんか?」と古家さん。めちゃくちゃナイスパスっ!と思い会場のファンも拍手で盛り上がる。下手側にいた美勇人くんがセンターに歩き会場内のファンの期待は高まる。「見せてやれ…うちのダンスエース…」そこにいた7ORDERファンの誰もが思ったであろう…。絶妙な空白が流れ会場に響き渡ったのは美勇人くんの甲高い「ポゥッッッ!!!!」という声。繰り出されたのはまさかのキング・オブ・ポップのモノマネだった。そして、一言「人見知りです」 笑い死んだ。そうだった、この人、こういう人だったわ…。メンバーから「人見知りはそんなことしねぇよ!どこが人見知りなんだよ!1番怖い人見知りだわ!」と総ツッコミをくらいながらニコニコ定位置に戻る美勇人くん。一生この人の魅力にはかなわないと思った(感想真面目か)。(この次萩ちゃんだったよね?ちょっと曖昧かも…)「趣味が多い、ダイビングの資格を持っている」と話す萩ちゃんに、「ファンの人の愛の中に潜ってください」と結構な無茶振りをする古家さん。「えぇ?!」と戸惑いながらも、片脚を大きく前に出しランジのような体勢をとる萩ちゃん。めちゃくちゃシュールだった。すかさず「ジャイアントエントリーってゆー…」と話し出す萩ちゃんに、「専門用語です!すみません!」ってはしゃぐ安井くん好きすぎた。メンバーみんな爆笑で、美勇人くんなんて崩れ落ちて爆笑して、あの甲高い笑い声轟かせてた。いやもう、めちゃくちゃ爆笑した。あの場でこんなにホームな空気になれる7ORDERがほんとに愛しかった。次のモロは「特技はサックスです!」と明るい声で答え、「いつからやってるんですか?」の問いに「このメンバーでやり始めてからなので5年半ぐらいですね」と答える。その答えにビックリする古家さんに、「あの僕、サックスやる前は…」と言い、おもむろに上手の隅っこに小走りするモロ。「端っこでタンバリン叩いてました笑」って、タンバリン叩く動きしてて可愛かった。そこから、少しだけサックスを披露することに。(多分これ安井くんが言い出した気がするんだけどどうだったかな)「やるの?!」と戸惑うモロが助けを求めたのは萩ちゃんだった。「じゃあ、萩ちゃん適当にドラム叩いて?」と言い出したのだ。嘘だろ…そんなの見れるの…?!とその場のファン全員が心の中で大歓喜の発狂ものだっただろう。そしたら、サックス準備する時に若干の空白が流れて、古家さんの「お願いします」に、すかさず美勇人くんがセンターに歩きながら「え、マイケルですか?」って言い出してwwwほんとwwwもうwしんどwwwってなった。みんなに「マイケルは1回まで」と言われハウスする美勇人くんでした。場も温まったところで(?)突然始まるサックスとドラムのセッション。ほんっっっとにかっこよかった…。そしたら、まさかのそれに合わせて、美勇人くんが踊り出して…!!!!さっき、踊れって言われて笑いに走った人が突然ガチで踊り出して…!!!!会場のファン歓喜だった。あの即興力はほんとに一朝一夕じゃ身につかないものだと思うし、まじで思わぬところで爪痕を残したな…という感覚だった。次の顕嵐ちゃん。「初めまして、二度目まして」と顕嵐節を少し出しつつの自己紹介。そして、強みは?と聞かれた顕嵐ちゃん。もちろん彼の答えは「顔です」だった。さらに、饒舌に喋り出す顕嵐ちゃんは、「今画面に顔映ってると思うんですけど、生で見たらもっとカッコイイです。」とハッキリ喋っていた。メンバーも「自分で言えるのすげぇな!」といつもの流れでニコニコ見守るのだった。最後のさなぴー、「お家芸があります」と言った瞬間、会場にいた7ORDERファンの心はきっとひとつだっただろう。拍手を求めるさなぴーに全力の拍手を送りめちゃくちゃ手が痛かった。いつも通りお家芸が決まったさなぴーに「タモリさんじゃないですか笑」と古家さん。すかさず、美勇人くんが「タモリさんのもとで青年隊してました」とアシスト。合点がいった古家さんと、後ろの客席からも僅かに「あぁ!」って声が聞こえた。「あぁ!あの時の!」ってなる過去のお仕事がたくさんあるさなぴーがいるのは強いなと思った。その場にいるメンバーの自己紹介が終わり、ながつの話に。「別仕事でいなくて…」という流れで、古家さんと会場にペコペコする兄やんたちおもろ可愛かった。美勇人くんが「IVEは今日やっと6人全員揃ったのに、7ORDERは1人いなくて、すみません!」って客席に謝っててめちゃくちゃ笑ってしまった。あぁ、ほんとに楽しい人達だなぁ…って、しみじみしてしまった。どんな状況も笑い飛ばせるその経験値と強さに心から笑いながらも感動したMCだった。

 

~世界一応援したくなる人達~

今回のライブを経て、私は今まで以上に7ORDERのことが好きになった。しっかりと自分たちのパフォーマンスをやり通し、終わった後のSNSでは、他界隈のファンに「あなた達が大トリで正解だった」と言って貰えていた。これ以上の褒め言葉無いと思った。昼公演で、安井くんが「順番聞いた時ビックリしました!いやいや!最後じゃない!」って笑ってて、夜公演でも「全然(他のグループと)違いますもん!」って、笑ってて。でもそれは、決して自分たちを卑下しているわけでない。ライブ中、安井くんが客席に「ここまでいてくれてありがとうございます!」って、「せっかくここに来たんだから楽しみましょう!」って、「座ったままでもいいから楽しんでくれたら嬉しいです!」って、しきりに言ってた。楽しませる自信を感じた。そして、そこに立てたことへの感謝が伝わってきた。「立ったからには、そこにいる全員を楽しませる」きっとそう思ってステージに立っていたと思う。だからこそ、大トリだったことも笑って話したんだと思う。

そして、公開されたFC動画を見た。舞台裏でもずっと彼らは笑顔だった。様様サングラスを笑いながらみんなで決めてるところだったり、ながつのパートうろ覚えな顕嵐ちゃんに笑っちゃうところだったり、謎のチームワークを見せるフォーメーション確認で笑うところだったり、本番直前にながつとテレビ電話して大合唱するところだったり…。やっぱり、愉快な人達だ。それでも、「身体が起きてない」「いつもはしない」と言ってジョギングをする姿を見ると、どこかいつもと違う緊張感を感じていたのだな…と分かった。そんなお兄ちゃんたちの様子を見て察してなのか、最年少ながつが画面越しに送った「気合い入れすぎんなよ」という言葉は、きっと6人の心に響いたのではないだろうか。ステージ袖、いつも通りふざけて笑い合う姿。安井くんの「(円陣)やっとく?」と言った顔が優しかったな。6人手を重ね安井くんが言葉を連ねる。「楽しんで。こんなにアウェイでやれることないから、ありがたい」に頷くメンバー、「どーせ、何も期待されてないから!」って笑う6人、「でも、少なからず僕達のファンもいてくれるから、楽しませましょう」でまた頷くメンバー。笑顔で円陣を組む7ORDERがめちゃくちゃ愛しかった。「どーせ何も期待されてないから」と笑い飛ばす姿にどこか胸がギュッとなったけれど、好きな7ORDERだった。今までもそうだった。どんなに困難な状況だって、私たちの前では笑顔でいた彼らだ。それが彼らの強さだ。そして、「僕達のファンがいてくれる」そのことがその強さの理由に少しでもなれているのなら嬉しいと思ったし、ただのファンのエゴだけど、その理由になれるファンでいたいと思った。正直、この舞台裏の様子を見てびっくりした。あんなに普段通りだったんだ、とびっくりした。だって、ステージに立って一曲目のMONSTERを歌う彼らの目はほんとに獣のようだったから。「爪痕残す」と、彼らの覇気からそれがビンビンに伝わってきたから。今回のFC動画を見て、内に秘めた彼らの野心は強く根付いていることを改めて感じた。そして、何より、どんな状況も楽しんで笑顔で最高のエンターテインメントを届けてくれる7ORDERは、やっぱり、私が1番応援したい人達だ。

アウェイだったからこそみえた7ORDERの輝きと強さ。私は彼らが放つ光をこれからも追いかけたい。7ORDERのエンターテインメントが持つ"幸せの力"を、これからも、できるだけ永く、感じていきたいし、信じていきたい。そして、愛していきたいと思った。

 

7ORDERが創るエンターテインメントは、きっと世界を明るく出来る、改めてそう感じた日だった。